2019年、脳梗塞に襲われ、コロナの影響もあり、舞台やコンサート活動を休止していた美輪明宏さんが6年ぶりに「SONGS」に出演。番組責任者・大泉洋が歌手・美輪明宏の壮絶なアーティスト人生に迫ります。
番組ではまず、故郷・長崎で過ごした少年時代から2012年、77歳の時に「ヨイトマケの唄」で紅白歌合戦に初出場するまでの歩みをNHKに残る貴重な映像でつづります。美輪さんはこれまで戦争・差別・貧困など様々な苦悩と向き合いながら、人生を歩んできました。その壮絶な人生経験をもとに作られた「ヨイトマケの唄」。
発表からおよそ50年後に紅白で歌唱し、圧倒的な支持を得る事になった名曲にこめた思いを美輪さん自身が語ります。
更に今回は、スペシャル企画「美輪明宏 愛のSONGS相談室」と題して視聴者からお悩みを募集。コロナ禍で様々な不安を抱えながら生きている視聴者のリアルな愛の悩みに美輪さんが答えてくれます。美輪さんはこのコーナーを受けて、今届けたい歌としてシャンソンの名曲「愛する権利」を選曲。世界中で「分断」が叫ばれる中、性別や年齢そして人種などを乗り越えた究極の人間愛を表現したこの歌が改めて心に響きます。
間もなく86歳になる美輪明宏さん、今回のSONGSではその波乱に満ちた人生を改めて語りながら、コロナ禍で苦しむ日本中の人々に愛のこもったメッセージを届けてくれます。