20世紀の締めくくりに開催された中森明菜の全国バラードツアーより、5月の東京・青山劇場公演を放送。希代の歌姫の研ぎ澄まされた音世界が堪能できる。
中森明菜といえば、そのアグレッシブに展開するエモーショナルな楽曲への注目度も常に大きいが、一方で彼女のセンシティブなボーカルの表情を活かしたバラードナンバーに対する評価も高い。彼女は2000年、来るべき21世紀、その先に控えるデビュー20周年を見据えて自身初となるバラードコンサートツアーを開催した。東京を皮切りに全国12会場で開催されたこの貴重なツアーから、東京・青山劇場でのステージの模様をお送りする。
ギター、ベース、ピアノにストリングスという編成に乗せて紡ぎ出されていく彼女の歌は、極限まで引き絞られた弓のような力強さと、たゆたう水面(みなも)のようなきらめきを見せていく。このコンサート用にアレンジされた各曲が示していく新たな表情と輝きによって、「20世紀屈指の歌姫」と称される中森明菜が”すごみ”を表出させる必見のライブだ。
収録日・収録場所
2000年5月/東京 青山劇場
楽曲情報:
光のない万華鏡
永遠の扉
予感
Necessary
水に挿した花
ありふれた風景
雨の日は人魚
雨が降ってた・・・
カタストロフィの雨傘
オフェリア
月華
二人静-「天河伝説殺人事件」より
AL-MAUJ
原始、女は太陽だった
嵐の中で
ミ・アモーレ[Meu amor e.]
乱火
陽炎