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[Album] 坂本龍一 (Ryuichi Sakamoto) – /04 /05 (2024 Remaster) [FLAC / 24bit Lossless / WEB] [2024.12.18]

2004年と2005年発表の二つのソロピアノ作をリマスタリングしてコンパイル。映画テーマ曲、CMソング、ソロ作品、YMO楽曲など、坂本龍一クラシックスの数々をピアノ演奏で収録した、セルフカヴァー作にしてベスト・アルバムといえる作品だ。 収録内容 Disc 1/01. Asience Fast Piano Disc 1/02. Yamazaki 2002 Disc 1/03. +33 Disc 1/04. Merry Christmas Mr. Lawrence ...

[Album] Southern All Stars (サザンオールスターズ) – KAMAKURA [2024 Remaster] [FLAC / WEB] [1985.09.14]

バンド初の2枚組アルバムで全20曲入り。1800時間ものスタジオ作業を経て完成され、その時点で考え得るアイデアを、すべて作品に落とし込んだかのような多様さだった。オープニングの「Computer Children」は、よりシンセサイザーに主軸を置くアンサンブルやヒップホップの要素など、サザン・ファンが未体験だった音像が押し寄せる意欲作である。本アルバムの曲づくりは、桑田がスタジオのなかでメンバーとアイデアを発展させた例も多く、「怪物君の空」などは、近くに彼らが居たからこその緻密なアンサンブルが実現した。当時、赤川次郎を愛読していた桑田による、ミステリー仕立ての「死体置場でロマンスを」のスリリングな展開も新鮮である。この20曲の発端は、シングルにもなった「メロディ(Melody)」であり、まさに"美メロ"の宝庫のような作品だった。歌詞は哲学的だが、演奏はメンバー全員の反応熱を蓄える「顔」も印象深く、産休に入った原が寝室にマイク・スタンドを立てて歌入れした「鎌倉物語」は、今も人気曲として聞き継がれている。「僕はこの曲が一番好き!」「私ならこの曲かな?」。世の中の様々なヒトの音楽嗜好を、がっちり受け止めてくれるのが『KAMAKURA』なのである。 収録内容 ディスク:1 1. Computer Children 2. 真昼の情景(このせまい野原いっぱい) 3. 古戦場で濡れん坊は昭和のHero 4. 愛する女性(ひと)とのすれ違い 5. 死体置場でロマンスを 6. 欲しくて欲しくてたまらない 7. Happy Birthday ...

[Album] Southern All Stars (サザンオールスターズ) – 人気者で行こう [2024 Remaster] [FLAC / WEB] [1984.07.07]

最新テクノロジーに対処しつつ、新たな肉体性を勝ち取ったのが本作である。象徴的なのがシングル「ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)」だ。テクノ・ミュージックとアナログ・バンド・サウンドが見事に同居し、歌詞の風刺も冴えていた。また、サザンオールスターズの和洋折衷ここに極まりといった仕上がりが「JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)」であり、和に徹したメロディと、ジャズをも飲み込む奔放なサウンドが、絶妙な距離感で同居していた。音楽的な自信も備わりつつあり、「女のカッパ」の高揚と鎮静を繰り返すコード進行は、スティーリー・ダンへのオマージュとも受け取れるし、桑田の歌詞の言葉遊びも完成度を増し、「夕方 HOLD ON ME」では、ザ・ミラクルズのヒット曲を下敷きにした楽曲タイトルが実に効いていた。さらに「よどみ萎え、枯れて舞え」になると、歌詞の言葉を意味から解放させんとする大胆な試みにまで行き着く。「ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)」はライブの定番曲となるが、「海」もライブの重要曲として育っていく。野外で風を感じながらこの曲を聴く醍醐味は格別となる。 収録内容 1. JAPANEGGAE (ジャパネゲエ) 2. よどみ萎え,枯れて舞え 3. ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW ...

[Album] Southern All Stars (サザンオールスターズ) – 葡萄 [2024 Remaster] [FLAC / WEB] [2015.03.31]

『世に万葉の花が咲くなり』以降、アルバム・タイトルのテイストは和・洋・和・洋と続いたが、今回は和の番で『葡萄』である。ここには世の中を映すあらゆる歌、社会的なものから恋の歌まで揃っている。前者は「Missing Persons」や「ピースとハイライト」であり、後者は「彼氏になりたくて」や「ワイングラスに消えた恋」なのだが、両者に優劣はない。桑田が家で向田邦子のドラマなどを見直すなかで、"物語"の有効性を改めて感じたことも作品に影響を与えた。「青春番外地」は"番外地"の酔いどれのアウトローに憧れる若者の歌。「道」ならば、『ジギー・スターダスト』の頃のデヴィッド・ボウイの演劇性が乗り移ったかのようだ。さらに演劇といえば「天井桟敷の怪人」であり、アングラ芝居の解放感のなか、リード・ボーカルの桑田が"怪人"役を務めるという構図である。「蛍」のようなシリアスさが在ることで、真逆のユーモラスさが際立ったのも聴きどころであり、「アロエ」や「天国オン・ザ・ビーチ」の人気もつとに高い。「青春番外地」もそうだが、桑田が青春時代にフラッシュバックしたかのような「栄光の男」も味わい深い。 収録内容 1. アロエ 2. 青春番外地 3. はっぴいえんど 4. Missing Persons 5. ピースとハイライト 6. イヤな事だらけの世の中で 7. 天井棧敷の怪人 8. 彼氏になりたくて ...

[Album] Southern All Stars (サザンオールスターズ) – Killer Street [2024 Remaster] [FLAC / WEB] [2005.10.05]

オリジナル・アルバムとしては7年ぶりとなる2枚組30曲入りである。一家にひとつ、音楽の常備箱のような存在となる。25周年に発表した「涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜」をはじめ、2003年以降のシングルも収録されているが、ミックスをし直し、曲によっては新たなダビングも施されている。既にキャリア豊富な彼らだったが、初の試みも目立つのも本アルバムである。たとえば「彩〜Aja〜」は、歌詞で紛うことなき春を描いたということでは最初の作品となる。「愛と欲望の日々」は時代劇主題歌として書き下ろしたが、これもお初の試み。お江戸からTokyoへとワープするかのような、時代考証にしばられない斬新な内容だ。「神の島遥か国」は、サザン流チャンプルー・ミュージックの傑作であり、ひとつの曲のなかにニューオリンズR&Bと沖縄のカチャーシーが同居する。そして、この時期のバンドの熱量と柔軟さを伝えるのが「ごめんよ僕が馬鹿だった」である。メンバーがセッションしながら完成させたが、おのおのが大好きな洋楽の要素を持ち寄り、混ぜ合わせたアンサンブルだった。初期の彼らにはラテン・ロックの印象が強かったが、「BOHBO No.5」はその流れのものでありつつも、四半世紀のキャリアがなければ出せない音圧と、スリリングなアイデアに満ちていた。 収録内容 Disc 1: 01 からっぽのブルース 02 セイシェル ~海の聖者~ 03 彩 ~ Aja ~ 04 Jump 05 ...

[Album] Southern All Stars (サザンオールスターズ) – Young Love [2024 Remaster] [FLAC / WEB] [1996.07.20]

前作にはテクノロジーの進化による恩恵があったが、その反動だろうか、本作にはバンド・サウンドへの回帰が見てとれる。さらに、もうひとつのテーマがアルバム・タイトルに.。40代を目前にした桑田が、己の青春期を再検証してみるというのも、作品作りにおける今回の試みだった。大好きだった英米の洋楽への接近(そのパスティーシュを含むジャケットのメンバーたちも)は、その過程で顕れたものだろう。「胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ」にはビートルズ、なかでもジョージを彷彿させるものがあり、「汚れた台所(キッチン)」ならボブ・ディラン。そしてこの2曲は、紛れもないバンド・サウンドだ。ホーン・セクションが炸裂する「マリワナ伯爵」も、メンバーが若き日に憧れたサウンドのひとつだった。「Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔)」ならは、ザ・フーなど、ブリティッシュ・ロックの緻密なサウンドへのオマージュともいえる。ただ、ロックに限った内容ではない。今もよく演奏される「Moon Light Lover」は、都会的なR&Bとして完成度が高く、シングル・ヒット曲「愛の言霊(ことだま) ~Spiritual Message~」ではラップを取り入れヒップホップに接近している。さらに「太陽は罪な奴」なら、サザン流のモータウン・サウンドが冴えている。なお、ラストの「心を込めて花束を」のオーケストラ・アレンジに、和製ポップスの開拓者の一人である、宮川泰が招かれているのも特筆すべきことだろう。 収録内容 1. 胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ (Mune Ippai no Ai wo Jounetsu wo Anata e; A Heart ...

[Album] Southern All Stars (サザンオールスターズ) – Inamura Jane (稲村ジェーン) [2024 Remaster] [FLAC / WEB] [1990.09.01]

彼らの10作目のオリジナル・アルバムであり、桑田が監督した同名映画のサウンド・トラックでもあるのが本作だ。ジャケットにSOUTHERN ALL STARS and All Starsという表記がみられるのは、サザンオールスターズの音楽と、映画の中で時代背景とともに鳴っている音楽(その演奏者)とが、地続きとなっているからでもある。映画の舞台は1965年の鎌倉市稲村ヶ崎。ラテン音楽が一般的だった頃であり、「稲村ジェーン」、「マンボ」、「マリエル」、「愛は花のように (Ole!)」は、スペイン語詞のナンバーになっている。また、「希望の轍」と「真夏の果実」が生まれたという事実が、このアルバムに大きな名声を与えもしている。映画がまだラッシュの段階で、スクリーンを走り抜けるダイハツ・ミゼット(登場する小型車)を、いかに音楽でも描くかを考え、それが発端となったのが「希望の轍」だった。映画の世界に飛び込んだ桑田が、俄には打ち解けられない畑違いの現場の雰囲気のなか抱えた心情が、「真夏の果実」の歌詞に映されもした。積年の想いが透明感を伴い、聴く者の胸を徐々に満たすかのような感動が味わえる。 収録内容 01 稲村ジェーン 02 希望の轍 03 忘れられたBig Wave 04 美しい砂のテーマ 05 Love Potion ...

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