ヘンリー・ペイジ(オースティン・エイブラムズ)にとって高校最後の年は、誰もが欲しがる学校新聞編集長の座を得られるかどうかにかかっている。少なくとも彼はそう思っていた。しかし打診されたのは杖をついた人を寄せ付けない転校生、グレイス・タウン(リリ・ラインハート)との共同編集長。一目でグレイスに恋をしたヘンリーは、彼女が日常生活を取り戻す手助けをしようと心に決める。しかし彼女は自分を”治そう”とする彼にイラ立ちを見せる。ついにグレイスが心を開き始めた時、ヘンリーは彼女には人生がひっくり返るような痛ましい秘密があることを知る。そしてあるがままの彼女を愛するようになると、彼は自分自身のことを理解し始めるのだった。クリスタル・サザーランドの大胆なデビュー作が原作の「ケミカル・ハーツ」は、10代のスリルと失望と混乱に満ちた自己発見の旅を描いた作品である。