出演 : 三木のり平, 北村和夫, 田中好子, 沢たまき, 市原悦子
監督 : 今村昌平
井伏鱒二の同名小説を「楢山節考」の今村昌平監督が映画化。原爆による”黒い雨”を浴びたたために人生を狂わされた一人の若い女性とそれを温かく見守る叔父夫婦のふれあい、そして被爆後遺症に苦しむ人々の姿を静かに淡々と描いていく。1945年8月6日、広島に原爆が投下される。その時、郊外の疎開先にいた矢須子は直後に降ってきた真っ黒な雨を浴びてしまう。5年後、叔父夫婦に引き取られた矢須子のもとへは縁談の話が持ち込まれるが、”ピカに遭った女”という噂からいつも破談になってしまう..。