▽イントロダクション▽
第71回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門正式出品作品
主演:東出昌大x監督:濱口竜介x原作:柴崎友香x音楽:tofubeats
世界が感嘆!新しい才能によって生み出された「日本映画の新しい波!」
突如姿を消し、朝子が心のどこかで思い続ける運命の人・麦を、掴みどころのない不思議な佇まいで具現化し、
一途に朝子を想う・亮平を、やさしさと包容力で体現したのは東出昌大。
初の一人二役で新境地を見せた本作は、東出の新たな「代表作」になるだろう。
麦と亮平の間で揺れ動くヒロイン朝子には、”新星”唐田えりか。
本作が本格演技デビューの唐田は、スクリーンの中で朝子と共に成長し、その瑞々しさで観客を魅了する。
瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子の豪華キャストが脇を固め、
物語に深みを与えているのも見逃せない。
監督は、前作『ハッピーアワー』(15)でロカルノ、ナントをはじめ
数々の国際映画祭で主要賞を受賞しその名を世界に轟かせた気鋭・濱口竜介。
芥川賞作家・柴崎友香による原作「寝ても覚めても」に惚れ込み、その映画化で満を持して商業映画デビューを果たす。
また、日本のエレクトロミュージックを若くして牽引するtofubeatsが映画音楽に初挑戦。
物語の情感に寄り添う劇伴、本作のために書き下ろした主題歌「River」が、切なくも爽やかな余韻を残す。
新しい才能が集結し生まれた本作は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、
「日本映画の新しい波!」と海外メディアが絶賛した。
▽ストーリー▽
東京。
丸子亮平は勤務先の会議室へコーヒーを届けに来た泉谷朝子と出会う。
ぎこちない態度をとる朝子に惹かれていく亮平。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながら朝子も惹かれていく。
しかし、朝子には亮平に告げられない秘密があった。
亮平は、2年前に朝子が大阪に住んでいた時、運命的な恋に落ちた恋人・鳥居麦に顔がそっくりだったのだ――。
5年後。
亮平と朝子は共に暮らし、亮平の会社の同僚・串橋や、
朝子とルームシェアをしていたマヤと時々食事を4人で摂るなど、平穏だけど満たされた日々を過ごしていた。
ある日、亮平と朝子は出掛けた先で大阪時代の朝子の友人・春代と出会う。
7年ぶりの再会。
2年前に別れも告げずに麦の行方が分からなくなって以来、
大阪で親しかった春代も、麦の遠縁だった岡崎とも疎遠になっていた。
その麦が、現在はモデルとなって注目されていることを朝子は知る。
亮平との穏やかな生活を過ごしていた朝子に、麦の行方を知ることは小さなショックを与えた。
一緒にいるといつも不安で、でも好きにならずにいられなかった麦との時間。
ささやかだけれど、いつも温かく包み、安心を与えてくれる亮平との時間。
朝子の中で気持ちの整理はついていたはずだった..。
▽スタッフ/キャスト▽
【出演】
東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子
【スタッフ】
監督: 濱口竜介
脚本:田中幸子、濱口竜介
原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
音楽:tofubeats
主題歌:tofubeats「RIVER」(unBORDE/ワーナーミュージック・ジャパン)
英題: ASAKOⅠ&Ⅱ
製作:『寝ても覚めても』製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
製作幹事:メ〜テレ、ビターズ・エンド
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス